書を捨てず野に出るための

自律への旅の軌跡を記す予定。

続・演劇でマネジメントを学ぶ

演出家って何をする人なのか。
googleに拠りますと、以下の通りです。

「脚本・シナリオにもとづいて、俳優の演技、舞台装置、種々の効果などの各要素を総合的に組み立て、舞台に上演、または映画やテレビ番組などを制作すること。」

私は、舞台装置や種々の効果等は舞台監督と協議して決めてたので、自分一人で見てた範囲というと、役者の演技でした。
演出家というと、稽古場で役者の演技にダメ出しして自分の思う理想形に近づけて行く、というようなスタイルをイメージする方も多いかもしれません。著名な演出家にはそういう方が一定数います。振付か!?と突っ込みたくなるレベルで役者の動きを決める方もいるそうです。
そこまで指示できるのはやはり真のプロだから。どう動くと観客にどう見えてどんな効果を発揮するか、見通せているからできる技なのだと思います。※他にもいろんなタイプのプロ演出家がいると思いますが、まぁ上述のが一番わかりやすいですね。

私にはその辺りの経験も才能も無かったので、やったことは「ただひたすらに素材を活かし切るにはどうしたらよいのか考え、それを伝え、伝えた相手との話に耳を傾ける」です。(あ、素材=役者、です。)

役者に舞台上で活きてほしいから、良いところを褒め続け、そこに何をプラスorマイナスするともっと良くなるのか、稽古の度に探し続けコメントし続ける。前回の稽古からの変化に気付こうとし、気付けばすかさず指摘する。こちらの発言への相手の反応をひたすら見る、聞く。
これを続けた結果、公演が近付く頃には、演技の変化だけでなく役者個人のコンディションの変化にも気付けるようになってました。我ながら驚き。

自分にはカリスマ演出家は無理だし、人にエラそうにダメ出しできるほどの演技力も無い。だから、みんなに伸び伸びやってもらった上で、全体の方向感や雰囲気づくりに徹しよう。というのが当時の(一見消極的な)考えでしたが、今振り返ると、あれ、これマネジメントと話似てない?と思うわけです。
週刊ダイヤモンドとかプレジデントとかで「デキる上司のマネジメント術」的な記事に書いてありそうな内容(笑)。

そっかー、演出やえう中でマネジメントを実戦で学んでいたんだね、と15年の時を経て気付きました。むしろ社会人になってからの方が上手くマネジメントできてないですね。せっかく学んだのに活かせてない。。。
という理由も大体わかってきたので、あとは克服するだけなのですが、その話はまたいつか。

あぁ今日もまた長くなってしまった。